知床の赤い宝石、キンキが消える日 – 迫り来る資源枯渇の危機。かつては豊穣の海を彩った、深紅の魚
食卓の危機と高級魚である赤い宝石
知床の荒波で育まれた、極上のきんき。きんきは知床が本場。金目鯛やのどぐろよりも脂がのっており高価です。白身の中で脂肪分が22%を超える魚は希少で一般の魚の2倍~3倍の脂のりで火を通すと絶妙にふっくらして濃醇な味わいが楽しめます。いかなる料理場面においても主役となる素材であることに誰もが確信するでしょう
知床の海は、その豊かな生態系と美しい景観で世界中の人々を魅了してきました。その中でも一際異彩を放つ存在、それが「キンキ」またの名「めんめ」です。深紅の体色ととろけるような脂の旨みは、まさに「海の宝石」と呼ぶにふさわしく、地元の人々はもちろん全国の食通を唸らせてきました
静かに進行する、漁獲量激減という名の異変しかし近年、このキンキの姿がめっきり見られず。かつては網を上げれば獲れていたキンキが、今や漁師さんたちの努力も虚しく、僅かしか獲れないという現実が目の前に突きつけられていてその漁獲量のデータは、その危機的状況を如実に物語っています。年々、右肩下がりに減り続ける数字はもはや「減少」という言葉ではなくきんきの延縄漁廃業の憂き目となっており「消滅」へのカウントダウンと言っても過言ではありません。このままでは私たち地元食卓からも、あの美しい深紅の魚が消え去る日は、そう遠くないかもしれません。
なぜ、キンキは姿を消しつつあるのか?
【乱獲】キンキはその希少性と美味さから、高い需要があり長年の過剰な漁獲を受けた幻の高級魚。知床の厳しい自然環境で育まれたキンキは漁獲量が非常に限られ、まさに幻と呼ぶに相応しい希少な存在です。
【地球温暖化】深海700メートルの生息域においても海水温の上昇は、キンキの生息環境を悪化させ、繁殖にも悪影響を及ぼす可能性が⁉なんと40年前から平均水温が1度上昇し、潮の流れも変化して酸化も進んでいるのが確認されています
【海洋環境の変化】プランクトンなど餌となる生物の減少で、食物連鎖となっている好物の海老などが減り続けキンキの生態系に狂いが生じています。これらの要因は、単独ではなく互いに影響してキンキの生息数を減少させています。
【今、私たちにできること】このまま何もしなければキンキは本当に「幻の魚」になってしまうでしょう。しかし、まだ完全に手遅れではありません。
持続可能な漁業への転換: 資源を枯渇させるような漁獲方法を見直し、未来の世代のために資源を守る必要があります。
地球温暖化対策: 地球温暖化を食い止める為に、私たち一人一人が小さい事から実践する必要があります。
海洋環境保全: 海を汚さないように、日々の生活を見直す必要があります。
消費者の意識改革: 希少な魚であることを理解し、適切な消費行動を心がける必要があります。特に需要があるならば、共生するための行動も取りやすくなります
知床の海が育む、多彩な魚介
知床の海は「さくらます」だけでなく、日本一海岸線が長く砂地と岩場に多種多様な魚介が獲れる豊かな漁場です。春にはウニやホタテなどの貝類と毛ガニ。夏にはたこ、秋には鮭やソイ幸を楽しむことができます。また深海500~700メートルでは知床の至宝「きんき」「銀がれい」などの脂ののった大型の魚が流氷が接岸するまで獲れ続けています
特に、知床は鮭の水揚げが20年間で日本一を19年と鮭の本場で、しかも身が引き締まっており旨味が凝縮されています。塩焼きや天然鮭刺身で食べるのはもちろん、石狩鍋などでも美味しくいただけます。また、漁期が限られたエゾバフンウニは濃厚な味わいが特徴で、お土産としても人気があります。
これらの魚介は、新鮮なまま、刺身や焼き物、煮物など、様々な料理で楽しむことができます。知床の魚介は、あなたの旅をより豊かなものにしてくれるでしょう。
純粋知床産きんき一夜干し 知床ブランド・オホーツクプレミアブランドダブル認証
魅力: 知床の至宝 きんき
知床の至宝キンキ(きちじ)は知床が本場でしかもサイズが大きいです。脂肪分比率が20%以上と金目鯛やのどぐろとは比較にならないほどの脂乗りで浜値も高いんです。近年資源の減少とインバウンド向け・輸出向けに需要が高まり高値が続いており、なかなかお手元には届きにくくもなりました。昔の北海道では鯛のように正月によく食卓に上がっていましたが、高すぎて殆どお目に掛からなくなりました。幸い、地元斜里町は慣習が残っており、共生を考えた漁獲を検討する産地なのでお値段も届きやすいです。アラスカ吉次という別魚種がありますが、食感も脂乗りもなく単価も安いので誤って購入してしまう方も。
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産地:世界自然遺産、知床半島沖。 自然遺産を構成するのは、オホーツク海に突きだした知床半島を中心とする広大なエリア。そこには美しい山や海、森、湖沼群などが点在し、独自の生態系が育まれています。「知床」は人の手の及ばない遙かなる場所で原始の自然が色濃く残されています。「知床」の自然を形作る要素が、冬の時期に海を埋め尽くす流氷の存在で知床の海は、流氷とともに運ばれる豊富な栄養分に満ちた海域。海から山、そして森へ。流氷の海を起点とした生命のサイクルが「知床」の美しい自然を育んでいるのです。
漁獲方法:環境に配慮した刺し網漁法です。 魚の通り道に帯状の網を仕掛け、その網に魚を絡めてとる漁法です。海の底に刺さったようになることから「刺網」と呼ばれます。上に浮き、下におもりをつけて、垂直に網を張ります。
こだわり: 当社では地元の競りで購入後、すぐに捌いて手間のかかる低温長時間微風つるし干しにしております。つるし干しの間タンパク質がアミノ酸に変化しさらには水分が減少して旨味と味が増幅していきます。この製法は冷涼な気候だから成しえる旨味干しなのです。干し上げ後1尾当たり45本のとげを1本ずつ手作業で切り取ってから風味を損なわずにすぐに真空しています。1日に50尾干し上げることもあり実に2250本のとげを切り取る大変な作業を瞬時に行う大変な作業なのであります。漁獲後、即日発送で鮮度をキープ。鮮明な朱色は生干しの証なのです
おすすめの用途:ご家庭での贅沢な食卓、大切な方への贈り物にも最適です。 時期によっては超特大サイズもあるため、下記のリンクボタンから御一見頂きたいです。このキンキを贈り物にすればきっと、喜んでいただけるはずです。
調理のポイント: シンプルな調理法でも素材の旨みが引き立ちますので、【焼き】が非常にオススメです。皮が美味しいのでウロコを取り除いており皮目を焦がさずにアルミホイルを1枚差し込んで焼いてお召上がると風味豊かに頂けます。きんきを姿のまま焼いていただき焼き上げ後キッチンハサミで半身に切り分けてお召し上がりください。目の後ろのほっぺた部位は焼き上がり最高の美味しさで、一番先にお召し上がりください。
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よくあるご質問
Q. どのように保存すれば良いですか?
A. 冷蔵庫で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。冷凍保存の場合は真空包装のまま冷凍保管お願いいたします。
Q. どのように調理すれば良いですか?
A. 素材の味を活かすシンプルな焼き魚の調理でお召し上がりいただけます。
Q. 送料はいくらですか?
A. クロネコヤマトと佐川急便によって価格が変わります。詳しくはオンラインショップにてご確認お願いいたします。お買い上げ総額税込み16200円以上送料無料となっております。
Q. 支払い方法は何がありますか?
A. クレジットカード、銀行振込、代金引換をご利用いただけます。
旅の締めくくりは、地場海産物料理と地蕎麦の店『しれとこ里味』へ
知床の旅の締めくくりに、地蕎麦と地魚で心と体を満たしませんか?「しれとこ里味」では、焼き立てのきんきなどの知床ブランド地魚定食しております。
私たちの想い
私たちは知床のきんきの美味しさを、一人でも多くの方に伝えたいという想いで日々取り組んでいます。漁獲からお客様のお手元に届くまで、全ての工程において、細心の注意を払っています。食べて応援という言葉がありますが、自然の恵みに感謝し最高の品質をお届けできるよう、このキンキと共生できる企業努力を続けてまいります。
このきんきを通して、知床の豊かな自然と、そこで生きる漁師たちとお客様のかけはしとなれば幸いです。どうぞ、ごゆっくりと知床キンキの美味しさをお楽しみください。
営業時間:ランチタイム10:30~14:00まで(ラストオーダー13:45)臨時休業以外無休となっております。
ディナー営業は金土日のみ3日間営業16:30~19:30(ラストオーダー19:15)です
冬季間ですがディナー営業に限り、月~木曜日まではグループのご予約以外は休業いたします。
宴会予約は承っております
知床へのアクセスは、飛行機、電車、バス、レンタカーなど、さまざまな方法があります。飛行機を利用する場合は、女満別空港または中標津空港が最寄りの空港です。そこからバスやレンタカーで知床方面へ移動できます。電車を利用する場合は、JR知床しゃり駅または網走駅が最寄りの駅です。バスなどの連絡も知床方面へ移動できます。
知床には、さまざまなタイプの宿泊施設があります。ホテル、旅館、民宿など、予算や好みに合わせて選ぶことができます。事前に予約しておくと、スムーズに宿泊できます。知床での宿泊も、旅の楽しみの一つです。
ぜひ、快適な滞在をお楽しみください。